アウディがSUVの『Q』シリーズの入門モデルとして、『Q1』を発売する可能性が出てきた。
これは22日、『オートモーティブニュース』の欧州版が報じたもの。同メディアの取材に応じたアウディのルパート・シュタトラー会長は、2011年に『Q3』が追加されることを前提とした上で、「Qシリーズへの需要は根強いものがある。しかし、現行のラインナップでは、まだ不十分だ」と話したという。
この発言は、何を意味するのか。アウディのQシリーズには上から、『Q7』、『Q5』、そして今年デビュー予定のQ3がある。シュタトラー会長は、Q3の下に位置する入門モデルを、Q1のネーミングで投入しようと考えているのだ。
アウディは、2015年までに世界新車販売を150万台へ引き上げ、車種ラインナップを現行の37から42へ拡大する計画。この中に、Q1も含まれると見られる。
シュタトラー会長は、「Q1の市販は最終確定したものではない」とコメント。それでも、BMWをライバル視するアウディにとって、Q1が重要モデルとなることには違いないだろう。