兼松と日本ユニシス、EV向け充電システムで提携

自動車 ビジネス 企業動向
EV充電インフラのシステム連携概念図
EV充電インフラのシステム連携概念図 全 1 枚 拡大写真

兼松と日本ユニシスは27日、電気自動車(EV)向け充電インフラシステムのサービスで提携することで合意した。

兼松は現在、EV用充電インフラ事業の立ち上げに取り組むプロジェクトチーム「VOLTA」を組織し、充電器利用の認証・課金システム、携帯端末を利用した充電器位置情報の配信や、充電器を予約制御するシステムを開発、各地で実証実験を行っている。

一方の日本ユニシスは、EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)向け充電インフラシステムサービス「スマートオアシス」を開発、2010年度から大阪府をはじめとした自治体やガソリンスタンドなど各地の社会実験用に提供している。

兼松は昨年12月に大阪府の「緊急雇用創出基金事業・電気自動車タクシー普及啓発事業」を共同企業体で受託した。このEVタクシー普及啓発事業では、実際にタクシー事業者32社がEVタクシー50台を使って充電器を利用し、効率的な運行稼動を実証する。

今回、兼松と日本ユニシスは、EVタクシー事業でのEV向け充電インフラシステムの資産やノウハウを共有するとともに、相互に有効活用するため、連携する。兼松が運営する充電器も相互に利用するため、ユーザー認証機能のシステム的な連携についても今年度内をメドに実現する予定。

今後、両社は相互システムの予約機能の連携、充電器の満空ステータスに関する情報の連携、利用履歴に関する情報のシステム的な連携など、両システム連携の高度化を図っていく予定で、充電器システムの標準化に向けて協力していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る