ひき逃げし、身代わり出頭させた男に実刑判決

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昨年8月、茨城県笠間市内で重傷ひき逃げ事故を起こし、同乗者に身代わり出頭させていたとして、自動車運転過失傷害などの罪に問われた29歳の男に対する判決公判が1月31日、水戸地裁で開かれた。裁判所は懲役1年10か月の実刑を命じている。

問題の事故は2010年8月6日午前1時10分ごろ発生している。笠間市寺崎付近の市道を走行していたトラックが対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突し、運転していたフィリピン国籍を持つ30歳の女性が左足を骨折する重傷を負ったが、トラックはそのまま逃走した。

警察は後に出頭してきた28歳の男をひき逃げ容疑で逮捕。後に男は起訴されたが、公判で「自分は身代わりとなって出頭した」と陳述。実際に運転していたのは同乗していた29歳の男とし、証人として出廷していた男もこれを認めた。身代わり出頭した男はひき逃げで無罪判決を受けたが、犯人隠避罪で追起訴され、1月14日に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されている。

1月31日に開かれた判決公判で、水戸地裁の菱田泰信裁判官は「被告は飲酒運転の発覚を逃れようと逃走した」と指摘。その上で裁判官は「事故後も自分が運転していたことを申告せず、罪を免れようとしており、犯意は悪質」として、被告に対して懲役1年10か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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