バイクPチケットで駐車場整備を訴える

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四輪車の駐車に押され、利用者も少ない 撮影=中島みなみ
四輪車の駐車に押され、利用者も少ない 撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

全国初の二輪車用パーキングチケット(Pチケット)を満車にして、バイク駐車場整備の必要性を訴えるバイク・ミーティングが開催される。主催者の山下剛さん(40)は「ヒトに愛を バイクに駐車場を」と訴えている。

「バイクパーキングありがとう&これからもよろしくミーティング」と名付けられたイベントの実施は、2月6日午後1時から同2時。1時間という開催時間もパーキングチケットのスペースで許される駐車時間に合わせた。

東京・表参道交差点にあるPチケットは、都内で唯一整備された二輪車専用エリアだ。場所は港区北青山3。青山通り(国道246号)と表参道通り(都道413号)が交差する表参道交差点から、JR原宿方面に34台分が設置された。

昨年2月にスタートしたが利用者が伸びず、今年2月1日から駐車料金(発券手数料)が1時間300円から100円に値下げされたが、ミーティングはその値下げをきっかけに開催が決まった。

ミーティングを主催する山下さんは、バイク専門誌『BMW BIKES』などの雑誌編集者。記事やブログなどで駐車場整備が取締りの厳しさに追いついていないことを指摘し続けている。

「Pチケットを満車にすることで、まずはバイク駐車場を整備してくれたみなさんにお礼の気持ちを表現して、その先につなげたい」と、語る。

このPチケットはバイクしか駐車できないが、料金や駐車時間制限などは四輪車と同じ条件でスタートした。当初から利用者やバイク事業関係者からは利用実態に合わないという指摘があった。

一方、警視庁は四輪車のPチケットのように必要に応じて常設するのではなく、二輪車Pチケットは利用の状況を知るための試行運用中として位置付けている。

そのため、使い勝手が悪いために利用率が低いのに、単に利用率が低いことだけを理由に、試行運用だけで廃止されてしまうのではないかと、バイクユーザーからは危惧されている。

《中島みなみ》

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