マツダが発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が132億円となり、前年同期の109億円の赤字から250億円近く改善して黒字となった。
主要市場での販売は、国内が新型『プレマシー』の販売が堅調に推移し、前年同期比2%増の15万3000台と前年を上回った。海外では北米が『CX-7』『CX-9』の販売が増加し同13%増の25万7000台となったのをはじめ、中国も『Mazda6』(日本名『アテンザ』)の販売が好調で同31%増の18万6000台となった。その他地域もタイなどが好調で同23%増の20万6000台だった。欧州は、全需が低迷した影響で同12%減の15万5000台にとどまった。
グローバルでの販売台数は同11%増の95万7000台と好調だった。このため、売上高は前年同期比11.0%増の1兆7179億円と大幅増収となった。
収益は、為替差損や販売費用増加の原因要因があったものの、売上げ増加やモデルミックスの改善、コスト削減などの効果で経常利益は230億円で、当期純利益は28億円と黒字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。