トヨタ紡織が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比146.0%増の283億4800万円となった。
売上高は同12.0%増の7432億3100万円と増収だった。国内需要の回復に加え、米国のトヨタ『ハイランダー』、『シエナ』、メキシコのキャデラック『SRX』の新車立上げによる増産効果、中国・天津のトヨタ『RAV4』や広州のハイランダーの新車立上げ、南アフリカの「IMV」の増産効果などが貢献した。
収益は増収効果や収益構造改革の成果などもあって、経常利益は同156.3%増の258億900万円となった。
当期純利益は100億5100万円の黒字で、前年同期の4億3300万円の赤字から大幅に収益が改善した。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。