ネット接続テレビはまだこれから…利用意向に性差・年代差

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スマートテレビの利用意向(シード・プランニング作成) スマートテレビの利用意向(シード・プランニング作成)
スマートテレビの利用意向(シード・プランニング作成) スマートテレビの利用意向(シード・プランニング作成) 全 2 枚 拡大写真

 シード・プランニングは4日、グーグルTVやアップルTVなどの「スマートテレビ」(ネット接続テレビ)の受容性に関する調査結果を公表した。一般生活者800人(20代・30代・40代・50代以上×男女 各100人)が対象。

 スマートテレビでは、放送番組とともに、Web画面が表示可能。また、通信機能がつくことで、遠く離れた人や知らない人と情報共有できるほか、放送中の番組、VODの映像、録画済みのアーカイブ等を自由に検索できるようになっている。調査では、こういったスマートテレビ(ネットテレビ)で実現されるの20の機能やサービスを提示、それらの関心度を確認した上で、これらの機能やサービスを主にどの場所のテレビで使いたいかをたずねた。

 それによると、回答者800人のうち「利用意向あり」が約6割、「利用意向なし」が約4割となった。調査にはネットアンケートが用いられており、ふだん日常的にネットを利用している層が対象となっていることを考慮すると、この数値は、思ったより少ないものと考えられる。性年代別でみると、男性20代、30代では「利用意向あり」が7割前後となっている。一方、女性50代以上では「利用意向なし」が5割を超えた。

 「スマートテレビの利用場所」としては、「リビングのテレビで」がもっとも多く、以下「個室のテレビで」「すべてのテレビで」「モバイル端末で」が続いた。

 さらに、利用意向のある人に「関心度の高い機能やサービス」を聞いたところ、1位「テレビでパソコンと同じように、天気やニュースを検索する」、2位「番組を視聴中に、Web検索サービスを使って番組内容や関連情報を調べる」、3位「放送中の番組、録画番組、ネット配信動画の区別なく、簡単に選んで視聴できる」となった。とくにトップの「テレビでパソコンと同じように、天気やニュースを検索する」には半数以上が関心を示した。

 ただしこれらの機能やサービスも、必ずしもスマートテレビでなければ実現できないものではなく、むしろ、パソコンやスマートフォンが得意としているものが多い。同調査では、スマートテレビには「操作性のよさ」「使い勝手のよさ」が求められ、今後の商品化動向によって関心度合いは変わってくることが予想されると結論づけている。

「ネット接続テレビ」はまだまだこれから、利用意向に性差・年代差……シードP調べ

《冨岡晶@RBBTODAY》

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