ホンダ、SUPER GTで2年連続ダブルタイトル狙う…2011年モータースポーツ活動計画

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HSV-010 GT
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ホンダは2月4日、2011年のモータースポーツ活動計画を発表した。

これまでのレース活動などで培ってきたノウハウとチャレンジングスピリットを持って、それぞれのカテゴリーで「より多くの人の期待に応え、喜んでもらえるモータースポーツ活動を展開する」ことをテーマに据えた。

四輪のモータースポーツ活動では、国内は昨シーズンにSUPER GT GT500クラスでドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトルを獲得した「HSV-010 GT」を投入し、今年も5チーム5台体制で参戦する。2011年モデルは運動性能を向上させ、2年連続のダブルタイトル獲得を目指す。

フォーミュラ・ニッポンでは、燃焼効率をさらに高め、高出力と低燃費を両立した3.4リッターV8エンジン「HR10E」を4チーム6台に供給する。

北米地域は、引き続きホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)を通じてインディカー・シリーズに唯一のエンジンサプライヤーとして今年も100%エタノール燃料のV8エンジン「HI11R」を全チームに供給する。インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバーは、10年に引き続き佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス」から参戦する。

アメリカン・ル・マン・シリーズは、HPDが量産エンジンをベースに新開発した2.8リッターV6ツインターボエンジンを供給する。欧州のル・マン・シリーズやル・マン24時間耐久レースには、同エンジンを搭載した『ARX-01d』を供給する。

二輪は、ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)の最高峰MotoGPクラスにワークスチームである「レプソル・ホンダ・チーム」のダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに、ケーシー・ストーナーを加えた3人の新体制で、チャンピオン奪還を目指す。投入するマシン『RC212V』は、戦闘力を高めたモデルを開発する。チーム体制とマシンの双方を強化、ライダー、コンストラクター、チームタイトルの3冠獲得を目指す。MotoGPクラス唯一の日本人ライダーである青山博一は、11年は「チーム・サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニ」に移籍して参戦する。

10年に新設されたMoto2クラスでは、引き続きホンダが唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとして育成クラスをサポートする。このクラスでは高橋裕紀が「グレッシーニ・レーシング・モト2」に移籍し、クラス唯一の日本人ライダーとして参戦する。

トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、10年に引き続き「レプソル・モンテッサ・ホンダ」が参戦する。4年連続チャンピオンに輝いたトニー・ボウと、現在トライアル世界選手権で唯一の日本人ライダーである藤波貴久の2人体制で参戦する。

《レスポンス編集部》

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