トンネル入口で雪崩、除雪の作業員が重傷

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2日午前10時50分ごろ、北海道小樽市内の国道5号で、トンネル入口上部の除雪作業を行っていたところ、雪崩が発生。作業員5人が巻き込まれる事故が起きた。このうち1人が重傷、4人が雪に埋もれる状態となったが自力で脱出。ケガはなかった。

北海道警・小樽署によると、現場は小樽市蘭島1丁目付近。国道を管理する小樽開発建設部から委託された余市町の建設会社が、畚部トンネル(全長46m)入口上に積もった雪の除去作業を行っていたところ、全層雪崩が発生。作業員5人が雪と一緒に約8m下の国道に滑落した。

この事故で40歳の男性が全身を強打。ドクターヘリで札幌市内の病院に搬送されたが、骨折などの重傷。他の4人も雪に埋もれたが自力で脱出して無事。雪崩に巻き込まれた車両もなかった。

警察によると、雪崩の規模は高さ約20mで、幅が約15m。約50cmの積雪があり、一部がトンネル入口上部にせり出す状態となっていた。作業員はトンネル上部に登り、スコップなどで切り崩す作業を行っていたという。

事故当時、気温は約2度で、平年より約3.5度高い状態。事故の影響で現場のトンネルは約2時間に渡って通行止めとなった。

《石田真一》

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