【ヤマハ PAS 新型発表】バッテリー寿命を2倍にできた理由

自動車 ニューモデル モビリティ
PAS
PAS 全 5 枚 拡大写真
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』。その2011年モデルの本命「PASナチュラMデラックス」と「PAS Ami」が3月10日に発売される。これに1月27日に発売済みの2車種(PAS ナチュラ S、PAS CITY-S)を加えた、計4車種がPASの2011年モデルとして発表されている。

3月10日発売のモデルは、ドライブユニットやバッテリーユニット、フレームなども現行型から刷新されており、「PASシリーズ8年ぶりとなる2台のフルモデルチェンジ機」と位置づけられている。

2011年モデルは、「バッテリー寿命が従来の2倍」というのが特徴。いままではバッテリーの充電サイクル寿命は350〜450回だった。それを、一気に700〜900回へと増加させることに成功。

ヤマハ発動機販売営業統括部 PAS営業部課長・清水亘氏は電池について次のように語たる。「長寿命のバッテリーはすべてのユーザーが望むことです。2011年モデルは寿命が2倍に増えていますが、採用したバッテリーはいままでのセルとほとんど変わっていません。PASには、もともと性能のよい電池を使っていましたからね」。

セルが変わっていないのに、なぜ寿命が2倍になるのか!? その理由を聞くと、「電池にムリな負荷をかけないような使い方をしているから」という解答を得られた。具体的な期間は明らかにしなかったが、制御プログラムを作るためにとても長い時間をかけたと、清水氏は語る。

セルの数や配列方法をほとんど変えずにバッテリーの寿命を2倍にできた……、ということは、これからも電動アシスト自転車にはたくさんの進化が期待できそうだ。まだ歴史の浅い電動アシスト自転車業界は、これからも発展していくはずだ。

《佐藤隆博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る