田中貴金属とフルヤ金属が資本提携…グローバルでイリジウム事業を強化

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田中貴金属工業は2月7日、フルヤ金属と資本・業務提携を締結したと発表した。

田中貴金属は、国内ではトップクラスの貴金属取扱量を持つ。フルヤ金属は、プラチナグループメタル(白金族金属)の中でも、最も希少価値の高いイリジウム、ルテニウムを中心に、幅広い事業領域で工業用貴金属製品を展開している。

今回、両社が提携したことで、田中貴金属が持つイリジウム地金の安定的な調達力と、フルヤ金属が長年に渡って蓄積してきた技術・ノウハウを融合することで、需要の増加が見込まれるイリジウム地金の安定的な供給が図れる。

世界的に希少な資源にかかわる調達から製造、リサイクルまでの相互補完的体制が構築でき、グローバル市場でイリジウム事業に関する競争力が確保できるとしている。

田中貴金属は、資本提携を結ぶため、フルヤ金属が実施する第三者割当増資141万6000株を70億8000万円で引受ける。フルヤ金属は増資で得た資金を今後の設備投資に備えるとともに、財務基盤を強化する。第三者割当増資により、田中貴金属のフルヤ金属への出資比率は19.49%となり、田中貴金属の持分法適用会社となる予定。

《レスポンス編集部》

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