自工会志賀会長「11年に日米欧の自動車販売をBRICsが逆転する」

自動車 ビジネス 海外マーケット
Aスター(インド)
Aスター(インド) 全 4 枚 拡大写真

日本自動車工業会の志賀俊之会長は8日の定例会見で、2011年にはBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の自動車販売が日米欧の販売を上回るとの見通しを明らかにした。

会見で志賀会長は、自工会が集計した世界の自動車販売実績を披露。10年は前年比14%増の7395万台と、それまで過去最高だった07年実績の7145万台を上回り、「リーマンショック以前の市場に戻った」と分析した。

さらに志賀会長は「日本、アメリカ、西ヨーロッパのいわゆるG5(イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)の06年合計が3635万台だったが、10年には2822万台と市場が縮小した。一方、BRICsは06年に1311万台だったものが2677万台と逆に増えて、数字がほぼ拮抗するところにきた」としたうえで、「今の伸び率をみると2011年には逆転する」との見通しを示した。

また志賀会長は国内の新車市場について「10年はエコカー補助金があって少し伸びたが、5年間で78万台縮小している」と指摘し、「国内市場を活性化していくことは非常に重要なテーマ」と改めて強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る