トヨタ伊地知専務「損益分岐点下がり、体質も改善」

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デトロイトモーターショー11でプリウスファミリーを披露。円高でも積極的な事業展開に取り組む
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トヨタ自動車は8日、2011年3月期の第3四半期決算を発表し、通期業績予想を上方修正した。連結営業利益は10年11月時点から1700億円修正の5500億円(前期比3.7倍)とした。

世界販売は、アジアなどの好調により前回の見通しより7万台多い748万台に見直した。この結果、売上高は2000億円上方修正し、19兆2000億円(同1.3%増)となった。純利益も1400億円多い4900億円(2.3倍)に修正した。

東京で会見した伊地知隆彦専務は「急激な円高の影響をはね返し、収益は着実に回復している」と評価した。

また、10年5月の前期決算発表時に豊田章男社長が「1ドル90円で700万台の販売でも収益を確保する」と表明していたことを引き合いに出し、「今回は1ドル86円、750万台の販売で5500億円の利益確保ができるようになった」と述べた。

そのうえで、「販売面の努力や全社の原価改善が想定以上に進んでいる。損益分岐点は確実に下がり、体質も改善してきた」と強調した。

《池原照雄》

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