日産の田川執行役員「厳しい中で最低限の実績を残せた」

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田川丈二執行役員
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日産が、9日に発表した2010年10-12月期の連結業績は、営業利益が1140億円と前年同期に比べ15%の減益になった。同日会見した日産の田川丈二執行役員は為替が円高で推移したことが減益の主な要因としながらも、「非常に厳しい中で最低限の実績を残すことができた」と述べた。

会見で田川執行役員は「円高の影響で500億円以上の減益要因が発生した。原価低減や販売台数増もあったが相殺しきれなかった」と説明した。その一方で「為替が1ドル82円台で、1000億円以上の利益あるいは営業利益率5%以上を達成できた」と胸を張った。

日産の売上高営業利益率は5.4%と、国内乗用車メーカー8社の中ではホンダに次いで2番目に高い数字。また営業利益額そのものでもトヨタの991億円を上回って2位につけている。

田川執行役員はこれまでの実績について「効率的な事業運営に成功している証」と強調した上で、「新しい年度がスタートした後には次期中期経営計画の詳細について説明する」とした。

《小松哲也》

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