【ジュネーブモーターショー11】日産からEVスポーツコンセプト…0-100km/h加速は5秒以下

自動車 ニューモデル モーターショー
日産エスフロー
日産エスフロー 全 3 枚 拡大写真

欧州日産は9日、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに、EVスポーツカーコンセプト、『エスフロー』(ESFLOW)を出品すると発表した。

すでにEVの『リーフ』を市販している日産だが、EVのバリエーション拡大は重要なテーマ。エスフローは、5ドアハッチバックの実用車、リーフとは異なり、2シーターの2ドアスポーツカーを提案する。

そのデザインは、『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)を思わせるもの。ロングノーズ&ショートデッキの力強いフォルムが特徴だ。ロールケージを組み込んだアルミ製シャシーに、コンポジットボディをかぶせた軽量な構造もスポーツカーらしい。

EVパワートレインは、リアアクスルに2個のモーターを配置し、それぞれが左右の後輪を駆動。2次電池はリチウムイオンバッテリーで、前後にレイアウトする。重量バランスは、理想的なミッドシップが追求された。

モーターやバッテリーのスペックは公表されていない。日産によると、0-100km/h加速は5秒以下の実力。1回の充電で、最大約240kmを走行できるという。

インテリアの写真は公開されていないが、シートをリアのバルクヘッドと一体化。これは、重いシートフレームをなくすアイデアだ。フライバイワイヤ方式のステアリングやペダルが、ベストなドライビングポジションを提供する。

また、シートにはゴールドのレザー&スエード、ドアトリムには、ダークブルーのレザー&スエードを使用。ダッシュボードにはシルバーカーボンパネルがあしらわれ、4個の液晶ディスプレイが装備される未来的な空間となる。

エスフローの市販計画は、現時点では不明。しかし、フェアレディZに『GT-R』と、スポーツカーをラインナップしている日産だけに、将来EVスポーツカーが加わるとしても不思議ではない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る