サムスン、デュアルコアCPUのスマートフォン GALAXY S II を公開

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GALAXY S II GALAXY S II
GALAXY S II GALAXY S II 全 10 枚 拡大写真
 「Mobile World Congress 2011」開幕前日となる現地時間13日、Samsung Electronicsは報道関係者向けの新製品発表会を開催し、Android 2.3を搭載する同社スマートフォンの最上位機種「GALAXY S II」を発表した。1GHzのデュアルコアCPUや4.27型の大画面などが特徴の高性能機ながら、厚さ8.49mm、重量116gと薄型軽量な本体サイズを実現した。現時点では製品の提供時期は明らかにされていない。

 発表会で同社携帯電話事業トップのJK Shin氏は、GALAXY S IIの決定的なポイントは「画面」「スピード」「コンテンツ」の3点にあると説明した。

 まず画面については、同社のスマートフォンラインナップでは最大級となる4.27インチの「Super AMOLED Plus」有機ELディスプレイ(480×800ドット)を搭載。IPS液晶ディスプレイとの同社比で、約2倍の色域、約120倍のコントラスト、18%のシャープネス向上や、0.01ミリ秒の高速な反応速度を実現したという。また、1画素あたりRGBの各サブピクセルの比率が異なる「PenTile」配列から、各画素がRGBのサブピクセルを等しく持つ「Real Stripe」配列になり、スペックシート上は同じ解像度でも、細かい文字の判読性などが向上したという。

 スピードに関しては、1GHzのデュアルコアCPUにクアッドコアGPUを統合した同社の新しいアプリケーションプロセッサを搭載したほか、下り最大21MbpsのHSPA+に対応し、2.4GHzに加え5GHz帯無線LAN、Bluetooth 3.0+HSをサポートするなど、通信機能にも充実を図った。

 コンテンツ関連の機能としては、TwitterやFacebookなどソーシャル系サービスのアカウントやSMS・メール等を一括でアクセスできる「Social Hub」のほか、「Music Hub」「Readers Hub」「Game Hub」の各機能で音楽、電子書籍、ゲームのダウンロードや管理を行える。カメラは800万画素で1080p/30fpsの動画撮影・再生が可能なほか、チャット用の200万画素インカメラも追加された。本体内蔵ストレージは16GBまたは32GBで、加えてmicroSDHCカードが利用可能。

 そのほか、端末やメモリーカードに格納したデータの暗号化、紛失時の遠隔でのロックやデータ消去といったセキュリティ機能を強化した。また、Cisco WebExによるWeb会議、Sybaseのモバイル端末管理ソリューションなどに対応し、法人向けの導入拡大も強く意識している。

 JK Shin氏は、現行機種のGALAXY Sは世界市場で販売台数1000万台を突破したと紹介。2010年に世界のスマートフォン市場は約60%の拡大を見せたが、その中でSamsungは主導的な役割を果たしており、今年はこの勢いがさらに加速すると強調。また、タブレット型端末の新製品として10.1型ディスプレイとAndroid 3.0を搭載する「GALAXY Tab 10.1」をあわせて発表し、時代のトレンドはスマートフォンから「スマートモバイルデバイス」へと拡大すると述べた。

【MWC 2011(Vol.9)】Samsung、デュアルコアCPUの「GALAXY S II」を報道陣に公開

《日高彰@RBB TODAY》

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