いすゞ自動車は、サウジアラビアに組立工場を新設すると発表した。サウジ政府と工場の建設と工業団地のリース契約を結んだ。
いすゞにとってサウジは最重要市場の一つであり、今後の市場拡大が見込めることから現地の進出することを決めた。
いすゞは、年内に現地法人を設立し、2012年末からダンマン第二工業団地内に設立した工場で中型トラック『フォワード』の組立を開始する。立ち上がりは年間600台程度を生産、その後は大型トラック、小型トラックと組立る車型を増やし、将来的には年産2万5000台規模に拡大する計画。サウジ国内市場に加えて、湾岸諸国へ輸出も計画している。
いすゞは、昨年11月から稼動開始した「ドバイアフター・セールス・センター」に続いて組立工場を新設することで、オイルマネーによる経済成長が見込まれる中近東ビジネスを強化する。