ヤマハ発動機決算…新興市場の二輪車好調で最終黒字

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ヤマハ発動機が発表し2010年12月期の連結決算は、最終利益が183億円の黒字となり、前年同期の2161億円の赤字から2344億円改善した。

二輪車の国内販売は前年同期比8.3%減の9万9000台と依然として低調だった。海外は、北米が半減、欧州も落ち込んだものの、アジアが大幅に増加し、同19.7%増の686万1000台だった。二輪車全体の出荷台数は同19.2%増の696万台となった。マリンや特機も小幅ながら前年を上回った。

売上高はアジアを中心とした新興国の二輪車の販売増や船外機、サーフェスマウンターの販売回復で前年同期比12.2%増の1兆2941億円と増収だった。

収益は、為替差損や原材料価格の上昇の減益要因があったものの、二輪車や船外機の生産回復による利益改善、減価償却費の減少、コストダウンなどの増益要因がカバーし、営業利益は513億円の黒字となった。経常利益は661億円の黒字となった。

《レスポンス編集部》

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