ルネサス、中級カーナビ向けSoCの新シリーズを製品化

自動車 ビジネス 企業動向
R-Car M1A、専用電源IC
R-Car M1A、専用電源IC 全 1 枚 拡大写真

ルネサスエレクトロニクスは、子会社のルネサスモバイルと、次世代組込み型カーナビゲーション機器向けSoC(システムLSI)として、低消費電力と高度なヒューマンマシンインタフェースに貢献する『R-Car M1』シリーズを製品化、5月からサンプル出荷を開始する。

新シリーズは、組込み型カーナビなどの車載情報端末向けSoCとして採用実績がある「SH-Naviシリーズ」や「EMMA CARシリーズ」を統合した製品の第1弾。今後ボリュームゾーンとなることが見込まれるミッドレンジ機器向けの製品となる。

高性能マルチメディア処理用の専用回路を搭載し、ソフトウェアでの処理時に比べ、フルHD動画処理時の消費電力を約92%低減できる。また、新開発の専用電源ICと組み合わせることで、トータルの消費電力を最大20%低減できるなど、カーナビの低消費電力化に貢献する。

「POWERVR SGX」搭載により3Dグラフィックス性能も強化。多彩でリアルな3D画像表示が可能で操作性も向上している。さらに、最大動作周波数800MHzのARMコアとSH-4Aコアを搭載し、最大3.7GIPSの高処理性能を持つ。

M1シリーズは2製品あり、サンプル価格は、M1Aが1個6000円、仕様展開品のM1Sが5500円。2012年6月から月産3万個で量産を開始し、2014年には月産20万個を計画する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る