【ジュネーブモーターショー11】日産 マーチ にスーパーチャージャー

自動車 ニューモデル モーターショー
マイクラ(日本名:マーチ)
マイクラ(日本名:マーチ) 全 10 枚 拡大写真

欧州日産は18日、『マイクラ』(日本名:『マーチ』)に新型スーパーチャージャーエンジンを搭載すると発表した。スーパーチャージャーといえばスポーティなイメージがあるが、このエンジンは環境性能の高さが売りだ。

新型エンジンは「DIG-S」と呼ばれ、直噴1.2リットル直列3気筒ガソリンをミラーサイクル化したもの。ミラーサイクルは熱効率が高いというメリットを持つが、高出力化できないという欠点を持つ。それをカバーするために、スーパーチャージャーを採用する。

エンジンスペックは、最大出力98ps、最大トルク14.5kgmと、1.2リットルでありながら、1.5リットル自然吸気並みの性能を発揮。最高速は180km/hに到達する。フォルクスワーゲングループがエンジンのダウンサイジングを積極的に推進しているが、日産の新エンジンも同様の性格を持ったユニットなのだ。

また、日産が「ガソリン車で世界最高レベルの環境性能を目指した」と言うだけに、環境性能は優秀。スーパーチャージャーはON-OFFクラッチを備え、市街地などの低速運転域で過給をカット。さらに、アイドリングストップの採用やエンジンのフリクション低減などにより、欧州複合モード燃費24.4km/リットル、CO2排出量95g/kmを実現する。欧州メーカーが投入する最新クリーンディーゼルにも対抗できる水準だ。

このDIG-S エンジンを積むマイクラは、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーでワールドプレミア。欧州では夏頃、販売がスタートする。日産は、日本市場への導入も検討している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る