【フォード クーガ 試乗】人と車の調和がある…桂伸一

試乗記 輸入車
クーガ
クーガ 全 12 枚 拡大写真

最新のクルマで印象に残っているのは? と聞かれて即答できる1台が『クーガ』である。スポーツワゴンふうのクロスオーバー、といったカジュアルなスタイルが親しみやすい。乗ってひと周りしただけでも感じられる運転のしやすさ、ヒトとクルマの「調和」が取れていることが何よりも素晴らしい。

ステアリングやペダル類、シートも含めて手や足や体で触れるものすべてが、しっくりと自然に人間の感覚に馴染み、その動きとクルマの動きに一体感がある。そんな当たり前のことがクーガは特にいい。
 
乗員の着座位置はひとクラス上の高さがある。つまり同じクラスのライバルを見下ろす眺めで、視界は広い。高い位置からでもまったく不安を感じさせないのは、欧州の速い移動速度で育った操縦安定性の高さから。加速、減速、コーナリングでもボディの動きは最小限、乗員の頭部の動きを抑え不安を与えないことも、いいクルマと評価できる要因だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★ 
インテリア:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
お勧め度:★★★★★

桂伸一|モータージャーナリスト/レーシングドライバー
1982年より自動車雑誌編集部にてリポーター活動を開始。幼年期からの憧れだったレース活動を編集部時代に始め、「乗れて」「書ける」はもちろんのこと、読者の目線で見た誰にでもわかりやすいレポートを心掛けている。レーシングドライバーとしての戦績は、アストンマーティン・ワークスからニュルブルクリンク24時間レースに参戦。08年クラス優勝、09年クラス2位。10年は…!? レース直前にスポンサー絡みのドライバーに割り込まれて不参加。世知辛い世の中であります。

《桂伸一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る