EVの特性をカーシェアで啓蒙する…大阪EVカーシェアリング

エコカー EV
3月1日より日本版Autolib、EVのカーシェアリングが大阪で開始される
3月1日より日本版Autolib、EVのカーシェアリングが大阪で開始される 全 12 枚 拡大写真

2011年3月1日より大阪府において開始される日産『リーフ』を使ったEVカーシェアリング。2月24日に行われた記者発表会では、この取り組みが、EVの使い方を啓蒙する活動であることが解説された。

オリックス自動車カーシェアリング企画部長の高山光正さんは「ガソリン車の使い方をそのままEVに置き換えるのでなく、EVだからできる使い方を広めていきたい」と語った。

カーシェアリング事業を各地で展開しているオリックス自動車によると、大都市圏で行われているカーシェアリングでは走行距離が50km以内が77%、120km以内が95%と、「短距離」「短時間」の利用が大半を占めるという。この短距離利用はEVの特性にマッチしており、利用者をEVに誘導することで、都市の低炭素社会化に貢献することが可能だ。

そこで、オリックス自動車は料金体系を変更し、EVの時間料金をガソリン車より低価格とし、近距離ではEV、長距離では距離料金を低価格としたガソリン車が割安になるように設定。EVが置かれるステーションには必ずガソリン車を配置して、目的に応じてクルマの使い分けができるようにした。

高山さんは、「ガソリン車と比較して航続距離が短いからEVは使えない」となるのでなく、「EV充電サーチ」で距離を検索し、充電スタンドの場所を確認し、エコモードで運転するなど、環境負荷のないEVの特性を活かした利用法を啓蒙していきたい」と語った。

3月24日以降、各ステーションでは「実際にEVを見てみたい」「カーシェアリングについての説明を聞きたい」というユーザーに向けての現地説明会も予定され、EV利用の促進が図られる。

また、リーフ導入記念として「無料お試しキャンペーン」も実施中だ。

《萩野公慈》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る