MacBook Pro 新型、内側で大きく飛躍

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内側で大きく飛躍した新型MacBook Proの全貌 新型MacBook Pro(左から17型、15型、13型)
内側で大きく飛躍した新型MacBook Proの全貌 新型MacBook Pro(左から17型、15型、13型) 全 6 枚 拡大写真

 アップルが24日に販売を開始した新型MacBook Pro 。ユニボディの筐体デザイン、サイズや重さなどに変更はなかったが、CPUをはじめとして内側は大幅なアップデートを図った。

【画像全6枚】

 13型が2ライン、15型が2ライン、17型が1ラインの合計5モデル。すべてに第2世代Coreプロセッサー(開発名:Sandy Bridge)のCPUを搭載し、エントリークラスの13型にはデュアルコアのCore i5、15型以上の3モデルにはクアッドコアのCore i7を搭載。モデルによって、CPUオプションとして2.3GHzのクアッドコアCore i7も選ぶことができる。

 さらに15型以上は、AMD Radeonのディスクリート・グラフィックスを標準装備し、内蔵のHDグラフィックス3000とのグラフィックス自動切り替え機能を採用した。負荷状況に応じて切り替えることで、効果的な消費電力調節を行なえるのが利点となる。

 CPU性能向上と並ぶ大きなトピックは、これが初採用となる超高速転送技術の「Thunderbolt」。インテルが「Light Peak」の名で開発・研究を進めてきたテクノロジーで、25日にはインテル側からも改めてリリースが発表された。入出力速度は10Gbps。ディスプレイ用にDisplayPort、データ転送用にPCI Expressを用いたハイブリッド技術で、高速データ転送とHD動画転送を1本のケーブルで可能にしたのがポイントだ。HDMI、USBとの互換性も有し、最大6台までの機器を接続できる。

 新モデル発表翌日の25日、アップルの担当者が来日し、新型MacBook Proの説明を行なった。上で挙げたポイントに加え、HDウェブカム搭載により、720p/フルスクリーン表示が可能となったビデオ通話機能「FaceTime for Mac」をアピール。「ワイドになったことで、複数の家族や友人と話す際に便利」と話してくれた。現場で行なった実際のデモ通話においても、高精細な動画表現とワイド表示による見やすさは見て取れた。

 前世代に比較して、CPU性能は2倍、グラフィックス性能は3倍になったという。それらを体感させてくれたのが、3Dモデルレンダリングのデモだ。デモ機は15型の上位モデルとなるクアッドコアCore i7(2.2GHz)を用いていたが、2台の車の絵の3Dレンダリングがものの数秒で完了。アクティビティモニタ上では、仮想コアを含み8コア全てがフル稼働している。ラインアップの中でも、この15型上位と17型(CPUは同じ。グラフィックスはビデオメモリ1GBを備えたRadeon HD 6750M)は、それこそ「Pro」が好むモデルと思われる。クリエイターがこれ1台で全てを済ませるに耐えうる性能を持っていると言えるだろう。

 そうしたワークステーション的な利用を加速させるのが、くだんの「Thunderbolt」。現場では、まだプロトタイプとなるRAIDアレイ(Thunderbolt端子を2基搭載)を経由して、大型のシネマディスプレイとMacBook Proを接続。Thunderbolt転送のデモでは、HD動画をアレイから転送しながらリアルタイム編集が可能な事実を示してくれた。非常に大きくなるプロ用の動画データの場合、これは効果的だろう。

 一方、一般ユーザー向けとしては、5GBデータの転送デモを敢行。これもわずか数秒で終了した。わざわざスピードメーターをこしらえ、どれぐらいの数値が出ているのかを目視させてくれたのだが、実測値は800Mbps程度だという。FireWire800でさえ、実測値は80Mbps程度とのこと。担当者は、USB2.0の20倍、高速と言われるUSB3.0の2倍の数値を弾きだすと説明した。ホームムービーでも重いAVCHDデータが主流となる昨今、Thunderboltが汎用性を持つようになれば、データ転送速度の飛躍的な向上が見込める。

 Thunderboltはインテルが推進するオープンな技術だけに、今後Windowsマシンに搭載される可能性も十分にある。インテルによれば、周辺機器として既にAja、Apogee、Avid、Blackmagic、LaCie、Promise、Western Digitalなどが対応製品を開発中、もしくは発表しているとのことなので、業界全体を上げての普及に期待したいところだ。なお、Thunderbolt接続でのマルチディスプレイ化は、13型が本体+1(都合2画面)、15型/17型が本体+2(都合3画面)とのことである。

内側で大きく飛躍した新型MacBook Proの全貌

《小口@RBB TODAY》

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