【ジュネーブモーターショー11】ロールスロイス初のEV、出力は ファントム と同等

自動車 ニューモデル モーターショー
ロールスロイス 102EX
ロールスロイス 102EX 全 6 枚 拡大写真

ロールスロイスが、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーでワールドプレミアする『102EX』。その詳細が明らかになった。

102EXは、『ファントム』をベースに開発したEVコンセプトカー。ロールスロイスは1919年以降、コンセプトモデルに「EX」の車名を冠しており、102EXにもその伝統が受け継がれた。

今回、明らかになったのは、EVパワートレインの詳細だ。ファントムのアルミスペースフレーム構造に、2基のモーターを搭載。その最大出力は394ps、最大トルクは81.6kgmと力強い。ファントムの6.75リットルV型12気筒ガソリンエンジンの460ps、73.4kgmに対して、同等またはそれ以上の出力を発揮する。

二次電池はリチウムイオンバッテリー。ロールスロイスによると、その蓄電容量は71kWh、重量は640kgと、自動車用としては世界最大級だという。これは2720kgというヘビー級の同車を動かすための選択だ。それだけに充電時間は、通常で20時間、急速チャージャーでも8時間と長い。

パフォーマンスは、0-96km/h加速が8秒以下、最高速はリミッターによって160km/hに制限される。ちなみに、ファントムの0-96km/h加速は5.7秒だ。

ロールスロイスは今後、同車の開発テストを進め、将来のEVモデルの市販につなげる方針だ。

《森脇稔》

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