アスキー・メディアワークスのリサーチ・メディア部門であるアスキー総合研究所は2月28日、イードと協力し、メディア・コンテンツの利用状況に関する1万人規模の調査『MCS』(=メディア&コンテンツ・サーベイ)の2011年版、「MCS 2011」の集計をまとめたと発表した。
MCS 2011は、Windows上で動作するアプリケーション「MCS 2011 Windows版」と、ウェブブラウザ上で動作するウェブサービス「MCS 2011 Web版」(4月提供開始予定)で構成される。料金体系は原則として月額課金で5万2500円から。
MCS 2011では、コンテンツの消費状況やネットの利用状況、さらには好きなタレントやブランド、消費スタイル等について、詳細なアンケートを実施している。無料/有料でのコンテンツ・サービスの利用実態や、ソーシャルメディアの浸透度、スマートフォン利用者の実像等、いまの消費者の実像を知るためのデータを得ることができる。
MCSはコンテンツ・ネットに関する国内最大規模の調査だ。回答者数1万0005名、536設問、7293選択肢。MCS 2011からは例えば、(1)20代男性のニコニコ動画利用率は48.6%、(2)mixi利用率は23.5%、(3)Twitterは17.5%、(4)Facebookは3.6%といったことがわかる。大手広告代理店、コンテンツ制作企業、メディア企業、ネット関連企業、大手メーカーの商品企画・宣伝部門に導入実績がある。
2011年版をリリースするにあたって、昨年同様有償で提供する製品版のほか、一部の集計データファイルを「MCS 2011体験データ」として、期間限定で無償提供する。MCS 2011の全設問のうち約240設問に関して、性別/年代別で集計した結果を3月末日まで、Excelファイルで無償提供する。
価格の例
●1ライセンス:月額5万2500円
●3ライセンス:月額7万3500円
●5ライセンス:月額10万5000円
6ライセンス以上の購入、広告代理店の導入に付いては応談。1ライセンスでWindows版・ウェブ版を併せて利用でき、Windows版はパソコン1台、ウェブ版は1名のユーザーが利用できる。
調査概要
●調査方式:ネットアンケート・自記式
●調査対象者:全国の10〜64歳の、男女インターネット利用者(PCから)
●サンプル数:1万0005サンプル
●調査実施時期:2010年11月下旬〜12月中旬
●調査主体:アスキー・メディアワークス、アスキー総合研究所
●調査実施:イード
●調査項目数:約536設問、7293選択肢