【ジュネーブモーターショー11】“Less is More”…三菱グローバルカーのデザイン

自動車 ニューモデル モーターショー
デザインを担当した、三菱自動車デザイン本部デザイン部の吉峰典彦主任
デザインを担当した、三菱自動車デザイン本部デザイン部の吉峰典彦主任 全 9 枚 拡大写真

三菱自動車は3月1日に開幕したジュネーブ国際自動車ショーで次期世界戦略コンパクトモデルの『コンセプト・グローバル・スモール』を発表した。

現行『コルト』よりも小さい全長3.7mのコンパクトさながら、大人5人が搭乗できるユーティリティとエアロダイナミクスに優れたボディ。新開発の1リットル〜1.2リットルガソリンエンジンには可変バルブタイミング機構のMIVECを採用し、アイドリングストップとエネルギー回生ブレーキの組み合わせで、CO2排出量は90g/km台に抑えられた。

2012年の発売を目指しタイに新設される工場で生産。欧州でのベースモデルの価格は1万ユーロを切る設定となる。発表時には2013年のEVモデル投入もアナウンスされた。

コンセプト・グローバル・スモールのデザインを担当したデザイン本部デザイン部の吉峰典彦主任によると「極力あらゆるものを削ぎ落とし、その中でいかに魅力ある車を造るかということー“Less is More”を考えながら造りました」とのこと。

「一例が前後縦型のフォグランプです。エアロダイナミックのシャープなエッジを利用してランプを配置させることで、車幅の狭いスモールカーでありながら幅を感じさせ、ローアンドワイドに見せる工夫をしました。

サイドビューも空力を考えるとボディを下げるべきなのですが、大人5人が乗れるキャビンを確保する為に、空力面では最大限かつユーティリティ面では最小限の落とし方で、さらにいかに流麗にムラのない形にするかを意識しました。

グローバルモデルということで基本的にはどの国でも対応出来るデザインにしていますが、例えばタイやロシアなどの国々はヨーロッパのフォロワーであるという個人的な感覚に基づき、基本的に北欧等のたくさんの人たちの意見を聞きながら造ってみました」(吉峰氏)

《ケニー中嶋》

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