iPhone版 全力案内!ナビ インプレ後編…VICS/プローブ渋滞情報、効果のほどは

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赤いラインが渋滞、オレンジが混雑、青がすき道。そして実践がVICSで破線がリアルプローブだ。リアルプローブのカバーする道路がいかに多いか分かる。
赤いラインが渋滞、オレンジが混雑、青がすき道。そして実践がVICSで破線がリアルプローブだ。リアルプローブのカバーする道路がいかに多いか分かる。 全 11 枚 拡大写真

ユビークリンクが提供しているiPhone向けカーナビアプリ「全力案内!ナビ」。最新のバージョン2.4では、オービス通知機能を搭載するなど、さらに使い勝手と利便性の向上が図られた。前編ではそのオービス機能を中心にレポートしたが、従来の売りの機能でもあったプローブ交通情報などの効果のほどを改めて検証する。

【画像全11枚】

リアルプローブによる渋滞情報は極めて有効

都市部のユーザーにとっては必須と言えるのが渋滞情報。iPhoneアプリのように通信を前提としたナビではオンデマンドVICSを使えるため、それだけでもほとんどのカーナビ専用機よりアドバンテージがある。オンデマンドVICSはFM-VICSなどと違い、遠方の渋滞情報も取得できるし、それに基づいて渋滞回避ルートを検索することもできるからだ。蛇足だが、FM-VICSは渋滞情報を取得してもそれをルート検索に反映させることはできない。

全力案内!ナビではオンデマンドVICSに加えて、独自のリアルプローブによる渋滞情報を利用できる。どちらもオプションだが、アプリ本体と同価格と、決して安くはない。そのためどれほど利用価値があるか気になるところだ。

そこで両方のオプションを購入し、いろいろな場所の渋滞情報を表示させてみた。その結果、都市部ではリアルプローブの威力が歴然としていることがわかった。VICSが幹線道路に限られた情報であるのに対し、リアルプローブの渋滞情報はかなり細い裏道までカバーしている。都市部ではこういった裏道も渋滞している事がよくあるため、リアルプローブの渋滞情報は利用価値が高い。

一方、郊外の情報を表示させると、リアルプローブの渋滞情報はとたんに少なくなる。リアルプローブはタクシーをプローブとして利用しているから、当然といえば当然だ。一方、VICSは郊外であっても主要な道路はしっかりカバーしており、結果的にリアルプローブより情報量が多い。

このように、都市部ではリアルプローブ、郊外ではVICSが有利という結果になった。両方のオプションを購入するのが最善ではあるが、どちらか片方がけで済ませたいならリアルプローブを推奨する。郊外では渋滞が少ないので、やはり都市部できめ細かく情報を表示してくれるリアルプローブのほうが利用価値が高いからだ。

パソコン連携をはじめとするユニークな機能

見た目はシンプルに見える全力案内!ナビだが、実は気の利いた機能を多数搭載している。例えば走行距離が積算され、月単位で表示することが可能。このとき車での移動距離と徒歩での移動距離が別々に表示される。さらに、リアルプローブ交通情報オプションを購入していれば走行軌跡が長期にわたって保存され、後述するパソコン用サイトでいつでも参照することが可能だ。

BGM機能も他にあまり例のない機能だ。ナビを使いながらiPhone内の音楽を選択して再生できる機能で、シャッフル再生などもできる。iOS4.0であればマルチタスク機能で同様のことができるが、全力案内!ナビからコントロールすることにより、音量バランスのコントロールが用意になるし、ナビの音声案内が流れているときは音楽の音量を下げるといったことも可能になる。

BGM機能はアドバンスとオプションにもと以下機能があり、これがまたユニーク。走行速度に応じてBGMとして再生する音楽のプレイリストを切り替えることができるのだ。つまり、ゆっくり走っているときはジャズ、速く走っているときはロックといったことができるのである。

シミュレーション機能もなかなか便利。その名のとおり、検索したルートを模擬的に走行する機能で、これ自体はほかにも可能なナビはある。しかし、全力案内!ナビのシミュレーション機能は一時停止したり、途中で地図の拡大、縮小が可能など、機能が豊富だ。アドバンストオプションを購入するとさらに速度の切り替えも可能になる。オマケ的なギミックではなく、ドライブの下調べとして実用的に使える機能だ。

ほかにも注目すべき機能は多いが、やはり絶対に触れておかなければならないのはパソコン用Webサイトとの連携機能だろう。iPhoneでIDを取得したあと、パソコンで全力案内のサイトにログイン。このサイトでポイントを検索し、それをブックマークとしてiPhoneに転送できる。また、移動軌跡もこのサイトで地図上に表示するこが可能だ。

《山田正昭》

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