【FC EXPO11】モバイル機器充電用の小型燃料電池、4月発売

自動車 ビジネス 国内マーケット
アクアフェアリー 小型燃料電池
アクアフェアリー 小型燃料電池 全 2 枚 拡大写真

東京ビッグサイトで開催された「FC EXPO2011」(国際水素・燃料電池展)には、さまざまな燃料電池関連の商品が展示された。なかでも画期的だったのが、モバイル機器充電用の小型燃料電池「AF-M3000」だ。

同製品は京都のベンチャー企業、アクアフェアリーが開発したもので、手のひらサイズという大きさだ。重量は128g。水素化カルシウムと水を反応させて水素をつくり、電力を生み出す。

最大出力は2.5W以上、出力電力5.2V。水素化カリウムはカートリッジ式になっていて、一つにつき約90分充電できる。「普通の充電器だと、フル充電にするのに数時間かかりますが、これならカートリッジを変えるだけで済みます。使いたいときにすぐ使えるわけです」と同社関係者。

4月から発売する予定で、価格は2万6250円。カートリッジは5個で2625円。すでに引き合いも多く、受注も数件あったとのこと。「今はほとんど手づくりという状態なので、価格も高いかも知れませんが、今後注文が増え、量産化できるようになれば、1万円以下で販売できると思います」と同社関係者は話していた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る