若手社員と上司、半数が「今の上司/部下に不満」

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仕事の熱意がなくなったタイミングは? 仕事の熱意がなくなったタイミングは?
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 ダイハツ工業は9日、「一般企業における、部下と上司の仕事に関する意識調査」の結果を発表した。22~23歳の新人(入社1年目)334名、25~27歳の若手社員(入社3~5年目)333名、41~46歳の上司(部下がいる人)333名の合計1,000名から回答を得た。

 今回の調査は、同社の新型「ムーヴ」TVCM内で描かれる、“部下と上司”の関係の実態を調べるべく実施されたという。まず、入社1年目の「新人」と入社3~5年目の「若手社員」に調査を実施。「あなたは仕事に対して熱意はありますか?」と聞いたところ、「とてもある」と答えたのは新人が24%、3~5年目の若手社員が14%となった。さらに「仕事に対する熱意がない」という3~5年目の若手社員に、「過去に仕事に対して熱意を持っていたことはありますか?」と質問したところ、64%が「ある」と回答。そして、「仕事の熱意がなくなったタイミング」を聞くと、「入社2年目」がもっとも多く33%。3人に1人が「入社2年目」に熱意をなくしていることがわかった。ちなみに、熱意がなくなった月としては、「4月」がもっとも多く30%となった。その理由については、「2年目」に仕事に慣れ始めるということや、「4月」に部署異動などで仕事内容や職場環境が変化するという点が多く上がったが、「上司」についての回答も多く見られ、仕事に対する熱意の有無には、「上司との関係」も大きく関わっていることがわかった。「入社2年目の4月」という若手がいたら要注意かもしれない。

 これをうけて、若手社員に「上司との関係」についても聞き取りを行った。まず「今の自分の上司は、上司として理想的ですか?」と聞くと、56%が「理想的ではない」と回答。とくに「仕事に対する熱意がない」と答えた若手社員に絞って聞くと、73%が「今の自分の上司は理想的でない」と答えている。一方で、視点を変えて上司にも「部下との関係」について聞いた。「今の自分の部下は、部下として理想的ですか?」と聞いたところ、「理想的ではない」と答えたのは、なんとこちらもピッタリ同率の56%。みごとに上司と部下とで、思惑がすれ違いになっていることが浮き彫りになった。

 最後に、「あなたが部下にしたいのはどんな人ですか?」と上司に聞いたところ、「向上心があり成長意欲のある部下」がもっとも多く、79%。以下、「責任感の強い部下」(67%)、「仕事に対して熱意がある部下」(62%)、「自分の考え方がしっかりしていてはっきりものが言える部下」(57%)と続いた。

 同社では、新型「ムーヴ」の新CM「VS宣伝部長」篇を1日より全国オンエア、さらにTVCMの裏設定なども分かる180秒スペシャルムービーを特設WEBサイトで期間限定公開している。同CMでは上司役として遠藤憲一、杉本哲太、若手研究員役として岡田准一が出演しているが、「新型ムーヴのTVCMで、岡田准一さんが演じる『若手研究員』を部下にしたいと思いますか?」と聞いたところ、70%が「思う」と回答した。その理由としては、「自分の意見を持っていて、熱意も感じられる」「自分の疑問を素直にぶつけてくるところがかわいい」といった意見が多くあがったとのこと、やはり上司は部下に対して、仕事に対する熱意や自分の意見を持っていることを求めているようだ。

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◆調査概要
調査会社:トレンダーズ株式会社
調査期間:2011年2月25日~3月3日
調査方法:インターネット
調査対象:全国一般企業
【新人】 22~23歳 入社1年目の有職者男女 334名(※過去に転職をしたことがない)
【若手】 25~27歳 入社3~5年目の有職者男女 333名(※過去に転職をしたことがない)
【上司】 41~46歳 有職者男女 333名(※過去に転職をしたことがない ※部下がいる)
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若手社員の56%、上司の56%が「今の上司/部下は理想的ではない」……ダイハツ調べ

《冨岡晶@RBB TODAY》

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