中国新車販売4.6%増、伸びが鈍化…2月実績

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中国汽車工業協会は9日、中国における2月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は126万7000台。24か月連続で100万台を超えたものの、前年同月比は4.6%増と伸び率が鈍化した。

伸びが鈍った要因としては、小型車に対する購入補助の打ち切りが大きい。これは中国政府が2010年6月から開始したもので、排気量1.6リットル以下の小型車に対する購入代金の一部を助成。この制度は2010年内で終了したため、2月の販売を押し下げる要因となった。

また、渋滞対策として北京市など主要都市で導入されたナンバープレートの発行枚数制限も、新車セールスに与えた影響は少なくない。

メーカー別では、GMが2月としては過去最高の18万4498台を販売。そのうち、上海GMは前年同月比34.4%増の7万8207台だった。

上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比5.7%増の4万2358台をセールス。09年4月に投入したコンパクトセダン、『クルーズ』が、2月としては過去最高の販売台数を記録した。キャデラックブランドは『SRX』を中心に1992台をセールスし、前年同月比は121.1%増と大きく伸びた。

中国の2010年新車販売は、前年比32.4%増の1806万台と、米国を上回り2年連続で世界ナンバーワン市場に君臨。しかし2月の結果を受けて、昨年ほどの成長は期待できないとの見方も出てきた。

《森脇稔》

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