【東日本大地震】ホンダ操業停止、米国販売に影響なし

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11日に発生した東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)。14日にホンダが国内主要工場で操業を停止するのを受け、ホンダの米国法人、アメリカンホンダモーターは声明を出し、米国販売分への影響はほとんどないとの見通しを示した。

すでにホンダは、14日の埼玉製作所(埼玉県狭山市)、栃木製作所(栃木県真岡市)、浜松製作所(静岡県浜松市)など、日本国内の四輪関連工場の操業停止を決定。また東京電力が14日朝から、1都8県で輪番停電(計画停電)を実施することから、15日以降の生産についても検討を開始するとしている。

アメリカンホンダモーターは、今回の操業停止による影響はほとんどないと見ている。というのも、米国で販売されるホンダとアキュラ車の80%以上が、北米で現地生産されているからだ。また部品に関しても、地元のサプライヤーからの供給が大多数を占める。

影響を受けるとすれば、日本から輸入している『フィット』、『インサイト』、『CR-Z』、アキュラ『TSX』、アキュラ『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)。しかし、これらの車種の米国での販売ボリュームは大きくないため、影響は限定的だ。ちなみに、ホンダの米国主力車種、『アコード』(日本名:『インスパイア』)と『シビック』は北米製、『CR-V』もごく少数を除いて北米製だ。

アメリカンホンダモーターは「北米、そしてグローバル規模で、ホンダの日本での生産体制回復を全力でサポートする」とコメントしている。

《森脇稔》

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