【東日本大地震】日産新車2300台に被害、15日以降の操業見通し立たず

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車は15日以降の操業見通しについて未定としている(写真は栃木工場の生産ライン)
日産自動車は15日以降の操業見通しについて未定としている(写真は栃木工場の生産ライン) 全 1 枚 拡大写真

日産自動車は、3月11日に発生した東日本大地震による被害状況をまとめた。茨城県日立港に米国向け出荷を予定していた車両約1300台が被害を受けたほか、宮城サービスセンターに保管していた新車約1000台が津波により被害を受けた。

同社は地震の揺れで、いわき工場、栃木工場、横浜工場、追浜工場、座間事業所、本牧専用埠頭の一部建屋の損壊や設備の損傷などの被害が出ている。11日夜に帰宅が困難となった従業員は全工場・事業所で約1500人だったが、12日朝の公共交通機関の運転再開に伴って災害対策本部関係者を除いて全員が帰宅した。

日産の車両やパワートレインの生産会社で、関東地区にある日産車体、日産工機は、一部建屋の損壊、設備の損傷などが発生している。

14日は九州を含めて国内全ての工場で生産を停止している。

このほか、特に震源地に近い東北地方の福島、宮城県内の日産系販売会社の店舗は、甚大な被害を受けた模様。販売会社従業員の安否も完全には確認できていない。関東地方の販売会社は、一部店舗で被害が出ている模様だが、人的被害は出ていないとしている。

一方、15日以降の生産復旧については、サプライヤーとの調整や、損壊した建屋・設備の復旧にかかる期間について検討中で、現時点で具体的な復旧の見通しは立っていない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  4. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る