GMが、昨年末から米国の一部エリアで販売を開始したレンジエクステンダーEV(発電用エンジンを搭載する電気自動車)、シボレー『ボルト』。GMが、その廉価版を投入する可能性が出てきた。
これは8日、米国メディアの『favstocks』が報じたもの。同メディアはGM関係者からの情報として、「GMがリチウムイオンバッテリーの容量を減らし、価格を3万ドル(約240万円)に抑えたボルトの投入を計画中」と報じたのだ。
ボルトの米国ベース価格は、4万1000ドル(約330万円)から。米政府による優遇税制が適用されるとはいえ、競合車と比較すると割高感は拭えない。そこで、GMは廉価版ボルトを発売しようというわけだ。
報道によると、GMは価格を抑えるために、2次電池のリチウムイオンバッテリーを、現行ボルトの16kWhから容量ダウン。そして、EVモードでの走行距離を現行の最大50マイル(約80km)から、20マイル(約32km)程度へ抑える方針だという。
ボルトの2月米国販売は、321台。果たして、廉価版ボルトの投入は現実となるのだろうか。