メルセデス・ベンツ日本は、日立港に入港していた新車の多くが日立埠頭などの保管場所で津波による損傷を受けたことを明らかにした。
また、港湾施設の損傷により、従来の入荷ルートも使用不能となっている。納車整備済み車両も周辺道路の損傷により出荷が困難となっている。
納車については2~3週間の遅れが出る可能性があるものの、現在、他港への陸揚げや他社施設を借用しての新車整備への切替などをおこなっており、販売店も含めた一日も早い復旧をめざし取り組んでいる。
同社は以前、輸入したメルセデスベンツ車の納車前点検・整備を、茨城県日立市と愛知県豊橋市の2か所で行っていた。が、業務効率化とコスト削減のため、昨年3月に日立市に集約、豊橋の施設は閉鎖していた。