アルファロメオにポルシェエンジン?! …VWからの提案

自動車 ビジネス 海外マーケット
4Cコンセプト
4Cコンセプト 全 4 枚 拡大写真

アルファロメオの買収に熱心と伝えられるフォルクスワーゲングループのフェルディナント・ピエヒ監査役会長。同氏がウルトラC的提案として、アルファロメオにポルシェ製エンジンを載せる構想を描いていることが判明した。

これは英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が15日に報じたもの。同メディアによるとピエヒ会長は、フォルクスワーゲンがアルファロメオを傘下に収めた日には、アルファロメオのスポーツカーにポルシェの新型エンジンを載せる計画を持っているとのことだ。このエンジンは『ボクスター』の下に位置する入門ロードスター用に開発中の水平対向4気筒ユニットと見られる。

これに対して、アルファロメオを擁するフィアットグループのセルジオ・マルキオンネCEOは、「アルファロメオを手放す考えはない」と一貫して明言してきた。今回の件についても、フィアットグループの広報担当者は、「我々はアルファロメオに関するあらゆる交渉の扉を閉ざしている。にもかかわらず、フォルクスワーゲンが今度は窓から侵入しようとしている」と語り、アルファロメオを売却する考えは一切ないことを強調している。

しかし、ピエヒ会長は決してあきらめないようだ。今年のジュネーブモーターショーの会場では、「アルファロメオがフォルクスワーゲングループ入りすれば、5年以内に現在の4倍の年間40万台は売れるだろう」とメディアにコメント。果たして、ピエヒ会長のアルファロメオに対するラブコールが届く日は来るのだろうか。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る