JX日鉱日石エネルギーは、3月18日から鹿島製油所で陸上出荷を再開したと発表した。関東地区の燃料の供給体制が大幅に改善される見通し。
鹿島製油所は、東日本大震災による被災で操業を停止していた。損傷が大きいため、復旧には時間がかかるものの、陸上出荷を開始したことから、関東地方の燃料不足は大幅に改善すると見られる。
また、燃料不足に対応するため、水島製油所、大分製油所の稼働率をアップし、日量5000キロリットルの石油製品を増産を開始、東北・関東地区への供給を増強する。
陸上出荷を開始した根岸製油所は、他の製油所から石油製品の受入を開始するとともに、18日から盛岡油槽所に製品を転送するためのタンクローリーによる出荷も開始した。これによって東北地方の燃料不足も緩和される見通し。