富士重工業は17日、スバル『ステラ』、『R2』、『R1』、3車種のクランクプーリーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2003年11月28日~2007年7月9日に制作された9万4226台。
エンジンの防振ゴム付クランクプーリーにおいて、防振ゴムの接着面が製造工程不良等のため、使用過程において剥離するものがある。そのため、クランクプーリーの外輪が空転し、発電機が作動しなくなり、エンジンが停止するおそれがある。
改善措置として、全車両、クランクプーリーと外輪脱落防止用プレートを取り外し、クランクプーリーを対策品に交換する。また、当該作業時にクランクプーリーと外輪脱落防止用プレートが接触している場合、又は、補機駆動ベルトの損傷が認められる場合は、補機駆動ベルトを新品に交換する。
不具合件数は555件、事故は発生していない。なお、同届出は、2008年7月17日付け届出番号「2147」にてリコール届出を行ったものであるが改善措置の内容を見直し、新たに届出を行うもの。