【東日本大地震】ルノーが50万ユーロの社内募金を寄付へ

自動車 ビジネス 企業動向
カルロス・ゴーンCEO(資料画像)
カルロス・ゴーンCEO(資料画像) 全 5 枚 拡大写真

ルノーは東日本大地震援助のため、社内で緊急募金を始めたと発表した。会社からの拠出と社員からの寄付を合わせて50万ユーロを、赤十字に寄付する予定だという。

【画像全5枚】

地震のニュースが流れて以降、多くのルノーの従業員や労働組合は、アライアンスパートナーである日産と日本の人々のために、支援をしたいという気持ちを抱くようになっていた。そこで同社では、50万ユーロの寄付を目的とした特別基金を設定。従業員がこの基金に参加できる機会を与えたとのことだ。

集まった基金は、全額が赤十字に寄付され、400の救援チームと200万人のボランティアからなる日本赤十字社を通して、もっとも緊急性の高い分野で活用される見込みだ。具体的には、食料や医薬品などの重要物資の確保や、医療や組織献血のための料金支払いに充てられるという。

ルノーと日産のCEOを兼務するカルロス・ゴーン氏は「私はルノーの従業員から、日産とすべての日本人を援助したいという声を耳にしていた」 ことを明かし、「今回の悲劇が契機となったこの連帯行動は、ルノーと日産の2社の強い結びつきを改めて立証した。ルノーからの援助が、日本の人々の苦難の軽減に役立つことを望んでいる」と語っている。

今回の地震で、海外の自動車メーカーが義援金の寄付を表明したのは異例だ。しかも従業員からの募金を含めたところに、独自のスタンスが感じられる。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る