出光興産は、17日に操業を再開した宮城県の塩釜油槽所で、海上輸送による石油製品の受け入れが可能になり、同油槽所に石油タンカーが入港し、荷揚げを開始したと発表した。
荷揚げしたのは、ガソリン1050キロリットル、灯油470キロリットル、軽油490キロリットル、の計2010キロリットル。ただし、エリア内の営業可能なサービスステーションすべてに供給が行き渡るには数日を要するとのこと。
同社は、震災以降、東北地方全域の燃料供給は秋田および新潟油槽所から配送していたが、塩釜油槽所が本格再開となったことから宮城県や周辺地域への供給は同油槽所からの配送に切り替える。
また、同油槽所を、主に宮城県や周辺地域における燃料油の供給拠点とし、石油元売各社が共同利用できる基地として運営する。
同社では、塩釜油槽所の本格的な再開により、石油タンクローリーでの配送効率を向上させ、石油製品の供給不足の回復に努めていくとしている。