【東日本大地震】自工会など、納車が遅れる場合の車検延長要請へ

自動車 社会 行政
フィットシャトル・ハイブリッド。新型車発売が延期された例
フィットシャトル・ハイブリッド。新型車発売が延期された例 全 1 枚 拡大写真

日本自動車工業会は22日、東日本大震災の影響で新車納入が遅れるユーザーが保有する車両の車検切れを防ぐため、国土交通省に当該車両の車検期間延長措置を講じるよう、要請する方針を明らかにした。

対象と想定しているのは、新車購入の契約を行ったユーザーや今後購入を計画しているユーザーで、納車が遅れるため、納車までに現保有車の車検が切れるというケース。自工会は日本自動車販売協会連合会や全国軽自動車協会連合会とともに要請する。

保有車の下取りを前提としたディーラーとの新車購入契約書や車検証などの書類を提示することで、新車納入までの一定期間は車検期間を延長するよう要請していく。

例年、3月は新車販売がピークとなる時期となっており、同月に車検が切れるため、新車に買い替えるユーザーが多い。一方でディーラー各社では大震災による納車遅れが日を追って拡大している。

国土交通省はすでに被災地域での車両に対する車検期間の延長を認めることを決めている。納車遅れによる車検切れユーザーの救済を放置すれば、今後、新車販売への影響も避けられなくなる見通しだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る