水道水、妊婦や子どもへの影響はない…日本医学放射線学会

自動車 ビジネス 国内マーケット
妊婦や子どもへの水道水の健康影響…日本医学放射線学会 妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について-
妊婦や子どもへの水道水の健康影響…日本医学放射線学会 妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について- 全 1 枚 拡大写真

 一部地域で水道水の放射性ヨウ素(ヨウ素131)含有量が基準値(食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値)を超えたとして、東京都水道局が、乳児の水道水摂取を控えるよう呼びかけたことを受け、特に妊婦や小さい子どもの親から不安の声が高まっている。

 日本医学放射線学会では3月24日、Q&A形式の「妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について-」をホームページに掲載した。

 妊婦については、「3月23日に東京都水道局が発表した放射性物質の濃度の水を、お母さんが飲んでも、お腹のお子さんへの健康影響はない」という。

 また、「今回問題となった基準値は、赤ちゃん向けのミルクを調製すために用いる水を対象としたもので、非常に厳しい数値であるため、水道水の値がこれを超えたからといって、子どもの調理だけ別の水にする必要はない。子どもの健康に影響がおよぶことはない」と説明している。

 水道水に含まれていたヨウ素は8日程度で放射線量は半分になることから、どうしても気になる方は、一晩汲み置いて使うだけでも放射線量は減る。ただし逆に、長期間汲み置きすることは雑菌が入る可能性があるため避けたほうがよいという。

 なお、水道水に関する基準は、放射線が検出された水だけを毎日1年間飲み続けると仮定し、それでも、心配する必要がない濃度を設定していることから「この基準値を超えたら危険という数値ではない」としている。

妊婦や子どもへの水道水の健康影響…日本医学放射線学会

《田村 麻里子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る