トヨタは、バンコクモーターショーで『FT-EVII』と『FT-86』を展示のメインに据えた。ともに国際モーターショーではすでに公開されている車両ながら、貫禄の集客となった。
ブース内には、タイに投入しているピックアップトラック『ハイラックスヴィーゴ』も出展したが、来場者の視線は『プリウス』をはじめとする乗用車に集まっていた。
タイの自動車市場と言えば、ピックアップトラックのシェアが大きいことが特徴。これは、タイ北部などで農業を営むユーザーからの需要が根強いためとみられる。
ただ会場では、来場者がバンコクなどの都市部から訪れているためか、乗用車への注目度が高い。またこうした背景には、ホンダ『ブリオ』、日産『マーチ』といった低価格車の投入も影響している可能性がある。