【F1オーストラリアGP】チャンプ ベッテルが開幕戦勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ピレリ
ピレリ 全 4 枚 拡大写真

スタート前に1分間の黙祷が捧げられるなど、東日本大震災やニュージーランド地震の被災者らに向けたメッセージに溢れた2011年F1世界選手権開幕戦のオーストラリアGP。

前日の予選でポールポジションを奪ったのは昨年のワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)だった。また、ウィンターテストで不振が伝えられていたマクラーレンのルイス・ハミルトンが予選2番手に食い込むなど、新しいピレリタイヤがどのように作動するか、可変リヤウイング(DRS)の効果など、決勝レースは予測不能の混戦が予想された。

スタートから飛び出したのはベッテルで、2位以下をぐんぐん引き離していく。3番手を走っていたマーク・ウェバー(レッドブル)は11周目という早いタイミングでタイヤ交換を行う。やはり今年からサプライが始まったピレリタイヤは意図的なグリップ低下が早い段階で起きるようだ。

2位を走るハミルトンにはフロアが落下するというトラブルが発生したが、ラップタイムに大きな影響はない様子。3位にはロータスルノーのビタリー・ペトロフがロシア人初の表彰台を目指して走る。背後にはペースアップを果たしたフェォルナンド・アロンソ(フェラーリ)が開幕戦表彰台を狙ってペトロフを追い上げる。日本期待の小林可夢偉(ザウバー)はポイント圏内の8位を走行しながら終盤戦に突入していった。

結果、開幕戦のウイナーは予選でコースレコードをたたき出す圧倒的な速さを見せたベッテル。2位はハミルトン、3位はペトロフというポディウムのメンツとなった。以下は、ポイントフィニッシュのドライバー。4位:アロンソ、5位:ウェバー、6位:ジェンソン・バトン(マクラーレン)、7位:セルジオ・ペレス(ザウバー)、8位:小林可夢偉、9位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、10位:セバスチャン・ブエミ(トロロッソ)。

※レース後の車検で、ザウバーの2台はリヤウイングの規定違反を問われ失格処分となった。チームは現在、裁定に対して控訴するか検討中。リザルトは、暫定だが、7位以下の入賞者が繰り上がっている。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る