【ソウルモーターショー11】ヒュンダイ、セダン型燃料電池車を発表

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発表されたヒュンダイ ブルースクエア。同社は燃料電池車のリーダーとなることをめざすという
発表されたヒュンダイ ブルースクエア。同社は燃料電池車のリーダーとなることをめざすという 全 12 枚 拡大写真

韓国最大手のヒュンダイは31日、ソウルモーターショーで水素を燃料とする燃料電池車コンセプト『ブルースクエア』を発表した。「New Thinking, New Possibilities」をキーワードにガソリン車では成し得ない自動車の新たな可能性を提案する。

ブルースクエアは、同社初のミドルセダンタイプの燃料電池車(FCEV)。FCEVマーケットを牽引するねらいを込めて、同社が推進するエコプロジェクト「ブルー・ドライブ」と、水素ガスを意味する「H2」から名付けられた(ブルースクエアの正式表記は、「Blue」に二乗の2が付いた形)。燃費は1リットルあたり34.9km/リットルを実現するという。

デザインは、最新のダイナミックなヒュンダイデザインを採用すると同時に、昨年のデトロイトモーターショーなどで公開されたプラグインハイブリッド『ブルーウィル』などと共通の意匠を採用。フロントグリル部分とリアアンダー部にLEDスクリーンを採用し、車両や走行中の状態を外から一目でわかるようにしたのが最大の特徴だ。低燃費走行時には「eco-driving」、ブレーキ時には「stop」、停車時などにはハザードランプのマークを表示する。

機能面では、「ゴリラ・ガラス」と呼ばれる特殊な透過性のダイオードと超軽量ガラスを用いて、ドライバーの動きを検知して各種操作をおこなうシステムを採用した。

ヒュンダイは今回、ショーのテーマである「Evolution, Green Revolution on Wheels」に則り、ブルースクエアとともに『ソナタ・ハイブリッド』の国内初披露をおこなった。同社のスティーブ・S・ヤンCEOは、「我々の最終目標は、会社を大きくすることではなく、最も愛される会社にすることだ」として、顧客の満足を得るためには販売の拡大だけでなく、環境対策にも積極的に取り組んでいくことも必要であると語った。

《宮崎壮人》

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