BMWオブノースアメリカは1日、3月の米国新車販売の結果を発表した。BMWとMINIの両ブランド合計で、2万6382台を販売。前年同月比は21.7%増と、7か月連続で前年実績を上回った。
BMWブランドは、前年同月比12.4%増の2万0295台を販売。その内訳は、乗用車系が6.3%増の1万5361台、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)が36.5%増の4934台だ。
乗用車系では、主力車種の『3シリーズ』が前年同月比9.7%減の8503台と、2か月連続で減少。しかし、『5シリーズ』は55.6%増の4491台と、6か月連続でプラスとなった。
『1シリーズ』は前年同月比7.3%増の1018台と2か月連続のプラス。『7シリーズ』も40.1%増の1027台と2か月連続で前年実績を上回る。『Z4』も2.4%増の256台と回復した。
SAVでは、新型を投入した『X3』が、269.8%増の2648台と2か月連続の大幅増。一方、『X5』は20.7%減の2010台、『X6』は24%減の276台にとどまった。
MINIブランドは、前年同月比68.6%増の6087台と5か月連続のプラスを維持。ハッチバックの『MINIクーパー/クーパーS』が、35.4%増の3043台を売り上げたほか、新型『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』)も1729台を登録する。
BMWとMINIの2011年1-3月米国販売は、前年同期比18%増の6万4958台。BMWオブノースアメリカのジム・オドネル社長兼CEOは、「米国経済の回復に合わせるように、2011年に入って、新車販売は良好に推移している」とコメントしている。