商船三井など、航行システム開発で自動車運搬船の燃費を4%改善

自動車 ビジネス 企業動向
最適トリムシステム概要
最適トリムシステム概要 全 1 枚 拡大写真

商船三井は、三井造船昭島研究所と共同開発した船舶の最適トリムシステムを6400台積み自動車船に適用して検証したところ、従来と比較し最大4%の燃費改善効果が確認できたと発表した。

両社が共同開発した最適トリムシステムは、商船三井の船長の経験に基づいた航行姿勢に関して、水槽試験・実船試験を行い定量的に評価、乗組員が容易に活用できるようグラフに表したもの。

船舶の航行姿勢は船尾トリム状態となるのが一般的だが、三井造船昭島研究所が実施した水槽試験の結果、船体を適度な船首トリム状態にして航走することで造波抵抗が低減することを発見、実船試験でその効果を確認した。

このトリムシステムは、自動車船以外の船への適用を含め、商船三井の次世代船構想「船舶維新」プロジェクトの要素技術の一つ。最適運航システムと組み合わせCO2排出量削減につなげる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る