廃棄物の処理能力が増強 住友金属グループの工場再開で

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住友金属工業は4月6日、鹿島製鉄所の厚板工場の熱間圧延を再開したと発表した。

製鉄所では、熱間圧延の加熱炉燃料にコークス炉や高炉などの上工程で発生する副生ガスを利用している。3月下旬の上工程の再稼働に伴って副生ガスの供給を再開、熱間圧延も再開した。これで一貫製鉄所として、高炉で銑鉄、製鋼で粗鋼、熱間圧延で製品の製造をそれぞれ再開した。今後、熱延、大形形鋼の熱間圧延ミルの操業再開を目指す。

子会社の住金リサイクルは3月23日から溶融炉を再稼働した。融解炉では、自動車のシュレッディングで発生するシュレッダーダストなどを処理するとともに、銅などの有用成分と処理過程で発生する副生ガスを回収する。

今回の震災で、全国的な廃棄物処理能力が低下する中、がれき処理の過程で発生する「燃えないゴミ」の溶融無害化に貢献する。

鹿島製鉄所に隣接するグループ会社の中央電気工業は、廃棄物の焼却灰を高温で溶融処理している。この灰溶融処理事業でも廃棄物をリサイクルし、グループ全体で震災復興に役立てている。

《レスポンス編集部》

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