岡谷鋼機が発表した2011年2月期の連結決算は、営業利益が前年同期比391.0%増の84億2600万円と大幅増益となった。
売上高は同15.2%増の6441億8000万円と増収だった。鉄鋼は、自動車や建機、産機向けが好調だった。非鉄金属分野も自動車、家電向けの需要回復、メタル相場の底上げで数量、金額とも伸びた。産業資材も自動車をはじめとする製造業向けの回復で大幅増収となった。
収益は増収効果で経常利益は同357.9%増の100億6500万円、最終利益が同882.9%増の73億1800万円となった。
今期の業績見通しは、東日本大震災による被害により、国内外の工業生産の混乱が長引く見通しで、合理的な根拠に基づいて予想することが困難なため、中間期業績見通しの公表を見送った。
通期の見通しは年央頃には混乱が収束するという期待に基づいて売上高が同0.9%増の6500億円、営業利益が同0.9%増の85億円、経常利益が同0.7%減の100億円、最終利益が同2.5%増の75億円とした。