電動バイク、節電にも効果---売れ行き増える

自動車 ビジネス 企業動向

震災の影響で電力不足が問題になっている東日本で、電動バイクの売れ行きが好調だ。昨年4月から電動バイクの販売を手がけるテラモーターズ(渋谷区・徳重徹社長)は、通常の3倍の販売台数を記録した。

「3月は1か月で約250台のご購入をいただきました。特に関東圏でのお求めが多く、今後も電動バイクへの高い関心が続くと思われます」(事業開発グループ)

その理由はガソリン価格の高騰と、ガソリン不足だった。また節電が叫ばれる中でも、電力の需給にはほとんど影響しないという。

「携帯電話の充電を考えていただければわかるのですが、使用が多い日中に充電をする人は少なくて、充電するのは、寝る前という場合がほとんど。電動バイクも同じ。電力総需要が減る深夜に充電をすれば、電力の需給バランスには、ほとんど影響しません」(前同)

また、同社では、電力の供給力が課題となればなるほど、スマートグリッドのように自然エネルギーを利用し、発電し、ためて使うという分散型の循環が進むと考えている。

「そうなれば、電動バイクは節電しながら使える優れた小型モビリティであるという評価が定まってくると思います」(前同)

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  5. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る