海洋放出から5日、東電武藤副社長が「お詫び」

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(9日・東京電力本店) 撮影=中島みなみ
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武藤栄副社長が出席した東京電力の会見が、4月9日に開催された。東電は4日夜、「低レベル」放射能汚染の滞留水や地下水など1万1500tを海洋投棄したが、武藤氏が会見に出席するのは、その前の3月31日以来。

冒頭で、書面を早口で読み上げながら、放射性物質の外部流出や作物への影響を詫び、発電所周辺住民へ避難生活を強いていることについても、重ねた詫びた。

国際社会からも避難を受けた海洋投棄の直後には会見に出席せず、なぜこの時期かという問いかけには、こう答えた。

「4月1日から松本(純一、原子力・立地本部長代理)が、プラントの状況などを説明してきたわけですけど、節目節目で私の状況を説明させていただくということで、松本の参りましたときのお約束をいたしましたので、今日明日ぐらいにと」

松本本部長代理は、武藤氏が出席しない間、広報担当を務めた。武藤氏は副社長で原子力・立地本部長だ。

海江田経産相の意向を受け出席を決めたのかという問いかけには、まったく触れなかった。

「1週間に一度くらいはと4月1日に説明したので、進展を含めてご報告差し上げようというお約束のもと参りました」

海江田氏は取締役が顔を見せない会見を「遺憾なこと」と表明している。

《中島みなみ》

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